大谷だいやんのブログ

日記や様々な作品のレビューブログです。

『Juice=Juice Concert 2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル』段原瑠々ちゃんファンが、ライブビューイングに1人で行った感想。

今回の話だが先に要約すると「『Juice=Juice Concert 2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル』横浜アリーナのチケットが外れたので、初めてライブビューイング(映画館)でライブを観てきたが最高であった。」という話だ。

通常のライブであれば「ライブ最高だった~!Juice=Juice最高(語彙力)」みたいなツイートをすれば、なんとなく誰かに感想を話した気分になれるのだが、今回のライブはあまりにいろいろな最高が起こりすぎていて、逆に「最高」ツイートすらする気分にもなれず、当方丁度ブログを始めたところであったので1つ記事を書いてこのフラストレーションを発散させようと思った次第である。

 

ちなみに当方、ここ最近Juice=Juiceの現場は宮崎由加卒業スペシャル、octopic!、宮本佳林卒業スペシャルと参加することができており、今回もコロナで座席は半分だが横浜アリーナだしなんとか入れるかな?と非常にスイートな考えをしていた。しかしなんと、かなともの卒業発表があったのだ。佳林ちゃん、さゆきと立て続けに卒業していき今度は朋子……Juice=Juiceが人体であるとすると、心臓と肺を失い今度は脳みそを失うことになってしまった、という大損害宣告をされたような気分である。

この卒業発表は横アリFC先行チケット発売後のことで、卒業ありきのライブではなかったはずなのでビックリであるし、かなともはもう少し、いや永遠にJuice=Juiceに居てくれるんじゃないかという願望があったのでとても寂しかった。

 

かなとものラストライブ……絶対に見に行きたいのであるが、そりゃ私だけじゃなく平日に横アリへ行ける者であれば誰もが皆が観に行きたいであろう。

嫌な予感がしていたが、残念ながらFC先行は『落選』。。そして追加席に応募するも『落選』。。一般も『即完売』。。と生きがいをなくてしまい、ひとりで生きられそうでなく少しヤワな子な方の私は幸せを手にすることもできず、これから何を糧に生きて行けばいいのか……とただ途方に暮れていた。

しかし、観ないという選択肢はないのだ。配信は視聴方法など直前までどうなるかわからなかったし、仕方なくライブビューイングに応募して観ることにした。

結果、ライブビューイングでも観に行って良かったと思ったのだ。

 

とはいっても現場に行きたかった気持ちが一番だ。現場でメンバーの尻しか見えない席だっとしても、歌声を生で聴きたかったし、横アリの客席がスクリーンに映る度に悔し涙ぽろり……と中澤姐さん状態であった。

しかし、私はライブビューイングを少しなめていたようだ。所詮映画館であると小馬鹿にしていたが、観ているうちにここがただの映画館ではなく、横アリの会場なのではないか?という錯覚を起こしたまま終了までテンションを保つことができたのだ。これは映画館のスクリーンがバカでかかったのと、Juice=Juice様のパフォーマンスが素晴らしすぎたおかげのマジックである。Magic of Loveである。

 

1 イジワルしないで 抱きしめてよ
2 Future Smile
3 ロマンスの途中

……前置きはそれくらいにして、今回のライブは『イジワルしないで 抱きしめてよ』から始まり、かなともがでかでかとスクリーンに映し出され、『ザ☆金澤朋子スペシャル』といった感じのキラキラしたド派手な幕開けであった。『ロマンスの途中』とこれまた初期の曲は素晴らしいし、かなともの歴史を感じるのである。彼女こそJuice=Juiceの象徴であり、この美しさ『ローズクウォーツ朋子』ドヤっ!!という感じで最高なのであった。

最初は階段でパフォーマンスをしていたのだが、お客さんが真横で激近。本当に羨ましいという感情しか湧かない。悔し涙。ここで初めての中澤姐さん状態になった。

そしてショートにした段原瑠々ちゃんカッコ良すぎる。。ロング時代も美しくて良かったのだが、ショートのビジュアルとカッコイイパフォーマンスがシンクロ。してパフォーマンスもいつもよりカッコいい感じに見えるのだ。デビュー時くらいの長さなのに、今ではこんなにもカッコ良く成長したことがなんだかとても感慨深い。

あと、ハロドリでおなじみ新メンバーの江端妃咲ちゃん、ビジュアルの力がすごすぎる。。気づいたら目で追ってしまうこのビジュアルの強さはいったい何だ?動きが子供っぽいのがこれはこれでまた良き。。

『Future Smile』は久しぶりにJuice=Juiceらしい新曲がきて嬉しかったし、MVでの有澤一華ちゃんのバイオリン技術には正直ひっくり返った。今回のライブでも、誰しもがバイオリンの登場を密かに期待していただろうけど、さすがに間奏でのみ楽器を持ち出してくるのは難しかったか。いつか生演奏を聴きたい。

 

そして『DOWN TOWN』が始まった頃のことである。私の隣にはおじさんとおじいさんの中間ぐらいの年代のヲタが、同じく1人で来ていたのだが、突然いびきをかいて寝始めたのだ。突然、話をどうでもいい現実のことに戻してしまって申し訳ないが、このおじさんさっきまでめちゃくちゃ輝度の高いサイリウムを元気に振り回していたのだ。

この方、おそらくれいれい推しであり、かなともの赤と白の2本持ちでめちゃくちゃ光を解き放っていたのだが、最初は輝度が高すぎて蛍光灯でも持ってんのかと思った。

ここはライブ会場とは違い、暗い映画館で一席開けずにぎっちり詰まって鑑賞しているので、この異常に輝度の高いサイリウムを隣で振られると、まぶしすぎて「目が、目がぁ」とバルス後のムスカ大佐のような気分であった。サングラスがない分ムスカよりキツい。

しかもこの人結構テンションが高く、輝度の高いサイリウムを高く振り上げたりするので後ろの人もムスカ状態だろうな……と同情しつつも、まあ同じJuice=Juiceファミリーであるしテンションが上がるのはわかる、けどな……いびきかいて寝るなよ。というかさっきまでサイリウム振り上げてたのに急に爆睡できるスキル何?失神?

とここで、そもそも横アリでは一席間隔空けて座っていることがチケット取れなかった大きな要因であるのに「何でライブビューイングは隣とぎっちり詰まって座っているんだろうか?」という疑問を持ち始めた。

……まあライブが素晴らしいのでそんなことはどうでもよい。おっさんのこともどうでもいい。話を戻そう。

 

4 DOWN TOWN
5 Va-Va-Voom
6 好きって言ってよ
7 素直に甘えて
8 ポツリと
9 プラスティック・ラブ
10 如雨露

次は新メンバーが抜けて7人でのパフォーマンスだ。10人は10人で新鮮で良かったのだが、7人のパフォーマンスは本当に隙がなくて素晴らしい。人数が減ったパフォーマンスではまなかん、れいれいというビジュアルもスキルもある『天は二物を与えた逸材達』に「居てくれてありがとう」と感謝せずにはいられない。

大好きな『Va-Va-Voom』と『好きって言ってよ』を聴けて大大大満足。この時点でもう元は取れた。というか、テンションが上がりすぎて完全に私の感情のキャパオーバー状態であった。

ライブ開始から怒涛の素晴らしいパフォーマンスの連続で、正直まだ一曲一曲噛みしめられるほど心に余裕ができていないままライブが進んでいくので、家でYouTubeを観ているときのように細部まで観察するほどの余裕がないのだ。自分のせいなのだがなんだかもったいない!少し休憩が欲しい!しかしこれがライブというものか!

『Va-Va-Voom』では理愛ちゃん良いパート任されてるし、いつの間にこんなに頼りになる存在になったのだろうか……。

その後の『プラスティック・ラブ』だが……「エモい」。正直『Juice=Juiceのシティポップ路線というか山下達郎路線どうなの?派閥』であった私も、このパフォーマンスを観てとても素晴らしエモいと感じた。というかこの曲と江端妃咲ちゃんのマッチした感じ、、そこがエモいのだ。エモいなんて今まで生きてきて使ったことのない言葉であるしなんだかいけ好かないワードとすら思っていたが、この瞬間、そうかこれが『エモい』という感情であるのかということに気づいたのだ。ヘレン・ケラーの「ウォーター!」と同じ現象だ。「エモい!」

あと途中のダンスコーナーでは、ハロコンのときなどでもいつも「ハロプロの曲じゃだめなのか?」と思ってしまうのだが、今回は貴重なかなとものソロダンスが見納めできて良かった……。

そして新メンバー3人だけで披露した『如雨露』。素晴らしすぎる。。「アイドルってこれだ……」と再認識させられるフレッシュさであった。あまりのフレッシュさになぜか涙が出てきたのだが、この感情はいったい何だ。フレッシュなレモン汁が目に入ったような感じであろうか、違うか。

後のMCで入江里咲ちゃんが涙したのだが、この中では一番素人に近い彼女の純粋な涙にとてもグッときて、もらい泣きしてしまった。ええいああである。あとこの子うさぎさんみたいな口元でカワイイ。

 

11 プラトニック・プラネット
12 TOKYO グライダー
13 Wonderful World
14 シンクロ。

そして、今度はかなとも固定の少人数ユニットでのメドレーに入る。これまた新鮮な試みであるし、宮本佳林卒業スペシャルで、佳林ちゃんと1人ずつデュオでのパフォーマンスをしたことを思い出すが、箱の人数が増えたということもあってのことかこの少人数ユニットも良きなのである。

しかも、私が現時点で一番推している曲『プラトニック・プラネット』で始まるのだ。私の中ではプラプラのイントロが流れた瞬間、もう『この戦は勝ち』状態である。とりあえずプラプラさえ聴けたらもうそのライブの評価は120点、一気に大満足すぎて頭が馬鹿になるのである。いいからとりあえずはよ音源化してくれ。

単独に限らずひなフェスでまで披露されるこの曲、きっと事務所としても推しているのであろうがなぜか未だに音源化されていない。ライブで毎回披露されることによって人気曲であることを既成事実化し、必ずや音源化されることを願うしかない。

そしてこのユニットにはJuice=Juiceで一番推し、いやハロプロで一番推しの段原瑠々ちゃんがいる。さらにさらに新メンバーで一番押しの江端妃咲ちゃんもいる。これはじっくりお家でYouTubeの再生回数を回したい映像だ。

またJuice=Juiceの少人数ユニットにいる江端妃咲ちゃんの『宮本佳林感』がすごい。さすが『春の公開実力診断テスト宮本佳林賞』受賞者なのである。アップフロントのシナリオ通りだ。

そしていつの間にか2人になってしまったオリメンの『シンクロ。』に感動しつつも、今度は7人での『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』である。

 

15 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
16 私が言う前に抱きしめなきゃね
17 Fiesta! Fiesta!
18 Choice & Chance
19 Magic of Love

もうここまでお腹いっぱい食べて、デザートまでたらふく食べたのに、まだステーキ食わせるんかい!という気分である。というか何で私まだ『ひとそれ』歌ってないことに気づいてなかった?そこに気づかないほどJuice=Juiceの曲が豊富すぎて恐ろしい……という驚きである。

そして次は『私が言う前に抱きしめなきゃね』がきて最高潮、この子達、我々を全く休ませる気がない。さらに追い打ちをかけるように流れてきたイントロが『Fiesta! Fiesta!』なのである。既にテンションは最高潮であったのだが、もはやテンション青天井である。

しかしるっるヲタとしては「あれ、これやるんだ?」というのが正直な感想であった。なぜかというとここしばらくの間、るるちゃんの代名詞となるこの曲を封印しているのではないか?という疑惑があったからだ。それはるるちゃんの喉の調子がまだ戻っていなかったからなのではないかとこれも勝手に思っている。

しかし最近は調子良さげだし、万を辞して復活したのでははないか。つまり段原瑠々復活祭、再び「情熱を解き放つ」ときなのである。熱すぎて泣ける。

とは言ったものの、極度の勝手に心配性ファンなワシなので、頭サビまでのイントロで「大丈夫かな……」と勝手にソワソワしてしまい、体感でのイントロは約10分程あったと思う。もう世間的にこの頭サビに対するハードルが上がりすぎているし、さらにこの盛り上げイントロ「キッコーマン!」がその高いハードルをさらに爆上げさせるのだ。だが結果はそんな心配などもちろん不要、彼女は最高の情熱を解き放ったのだが、このときばかりは本当に「生で、会場で聴きたかった……」と中澤姐さんが本日2回目の登場なのである。

この『Fiesta! Fiesta!』だが、頭サビが盛り上がり頂点な曲なので「もう1回るるちゃんの情熱欲しくない?」という思いがずっーとあった。なので今回も頭サビが終わると正直少し気を抜いて鑑賞していたのだが、次に来た1番のサビで驚いてしまったのだ。なんと由愛ちゃんが、るるちゃんに戦いを挑んでいるのか?というくらいの力みで情熱を解き放ったのだ。これはまさかの『情熱を解き放とう対決』なのである。熱すぎる!『Fiesta! Fiesta!』の見どころが増えてしまったじゃないか。これでもう『Fiesta! Fiesta!』は頭サビだけの曲とは言わせない。

るるちゃんはもう「情熱を解き放とう」殿堂入りの貫禄であるので、次回からは由愛ちゃんの「情熱を解き放とう」がどれだけ成長するかがこの曲の楽しみとなった記念日なのである。

そして『Choice & Chance』と『Magic of Love』はこれまたるるちゃんフェイク祭りで、これこそ本当に生で聴きたくて聴きたくてしょうがない姐さん状態である(3回目)。というかるるちゃんの見どころが多いのはもちろん嬉しいのだが、フェイクで酷使しすぎ感もあって『嬉しい&喉が心配』という複雑な感情も少しあった。

 

20 Familia
21 Goal~明日はあっちだよ~

アンコール

22 あなたを想う帰り道
23 続いていくSTORY
24 未来へ、さあ走り出せ!

テンション青天井のその後は少し落ち着いて『Familia』『Goal~明日はあっちだよ~』『あなたを想う帰り道』『続いていくSTORY』『未来へ、さあ走り出せ!』

と、あらためてこうやって見るとタイトルだけで「メッセージ性が強すぎる!」と思うし、とても明るくかなともを送り出せる気分になれる曲であった。

「必ず帰ってくる」という言葉を残してくれたのは本当にファンにとっては希望なのである。というかかなとものスピーチすごすぎたな。。佳林ちゃん卒業のときもすごかったのだけど、今回はその比じゃない量の文字数であったし、今後どんな仕事が入っても何でもやっていけると安心なのであった。

新リーダーもうえむーになり、これはこれでまた新たなJuice=Juiceになりそうで楽しみなのである。サブリーダーが置かれることでうえむーの卒業フラグが立たなくて良かったと勝手に一安心した。

 

しかし、本当はまだかなともが卒業したという実感がなさすぎるのだ。なんだかすごい夢、幻のステージを観たような気分で、この卒業も夢か何かで、来週辺りまたハロステでMCやってるのでは?という気分だ。

以上、絶対にツイートには収まらない長さになってしまったが、要約すると「最高」でしかないライブであった。

 

……全く関係ないが1人ライブの帰り道に気分が恐ろしく暗くなるの何なのだろうか?1人行動の方が絶対に楽なのだが、毎回これが地味にキツい。共感して欲しい。