先日、大人気テレビゲームの『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』をプレイしクリアした。
総プレイ時間約170時間という大ボリュームで、最近のRPGをあまりプレイしていないスーファミ世代の私としては非常に満足度が高く、ストーリーも戦闘も楽しめた。
……のだが、このゲームをプレイし始め、序盤のとあるシーンで感じた不快感について、どうしてもブログにまとめたい欲が収まらなかったので以下に記す。
ゲームとしての満足度は高かったが、以下ペルソナ5について否定的なことを書いたり、思い出し怒りをしてついつい口汚く罵っちゃたりすることもあるので、どうしても否定的な意見を目にしたくないというファンの方は読まないでくれると助かる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
早速だが、ゲーム中最も不快に感じたシーンについて語りたい。
それはプレイ中にイベントで必ず2回は現れる『ゲイ男性二人組』の『同性愛者蔑視シーン』のことである。(後に詳しく解説する)
2016年のゲームとはいえ、私はこのシーンに出くわした際あまりに不快&呆れ&悪意を感じてネットの世界に同志がいないかとググってみたところ、
既に海外で批判が殺到していたことがいろんなサイトでまとめられていた。
とりあえず一番簡単にまとまっているサイトを貼る↓↓
どうやら海外で批判殺到の結果、この『同性愛者蔑視シーン』についてはゲーム欧米版では修正がされたようだ。
「さっすが海外さん進んでるぅ~!そして日本さん超遅れてて恥ずかしぃ~!!」
……といった感じであるが、更にこれまた驚きの事実があって
欧米版で修正されたこの『同性愛者蔑視シーン』が、日本版では特に修正がされていないということなのだ……。
「ヤッター!日本では『同性愛者蔑視シーン』プレイし放題~♪♪」……ではない。
つまり、ゲーム会社からすれば「欧米人は細けぇことごちゃごちゃうっせーから修正したけどさ、日本じゃ別に誰も何も言わんし大丈夫っしょ」
という判断であると受け取らざるを得ないのだ。。
『【悲報】日本人さん、アトラスになめられすぎww』
……と私の頭の中の2ちゃんねるにスレたててみたが、
確かに『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が日本で発売されて1年後→海外版発売の際に修正……といった時系列のようだが、それこそ今時ダウンロード版のアップデートとかで修正できるやろと思うし、マジで日本人をなめるなって感じだ!
ただ、事実として日本ではこのシーンで描かれるような『同性愛者蔑視シーン』は昔からテレビとかでよーーーーくあるので(恥ずかしすぎる事実)
『同性愛者蔑視シーン』として描かれていることにプレイヤーも気付いてすらいない可能性がある。
そして製作者だってさすがに、
「ヨッシャ、同性愛者を蔑視するシーン入れたるゾ~イ!!」
と思って作っていないだろうし、マジで無自覚で面白いと思って(ヤバすぎ)やっているのは確定なのである。ただ無自覚ではあるがそこに悪意は必ずあると思う。
また、少し似ている『保毛尾田保毛男炎上事件(2017)』とは違い、日本ではテレビ比べると規模が小さいテレビゲームであるので、なかなか炎上まではしづらいというのはあるだろう(とはいえ影響力のあるヒット作)。
そしてもしプレイヤーがこのシーンを不快だと感じたとしても、どのくらいの日本人がこの問題について声を上げられるのだろうか……。これについては『ペルソナ5』が2024年の今発売されたゲームだったしても、欧米のように問題シーンを修正するというレベルまで話を進めることができるのか、とっても微妙な状態なのではないかと感じる。
だが私も正直このペルソナ5の問題について全然知らなかったし、2024年に今更プレイして気付いた遅杉晋作なのであるが、今更こうやってブログに記事を上げることで、まぁ何もしないよりはマシなのかな……とは思っている。
・2度ある『同性愛者蔑視シーン』を観返してみた
……そしてこの『ゲイ男性二人組』が出現する、2度の『同性愛者蔑視シーン』について、あらためて問題のシーンを観返して少し詳しく怒っていきたいと思う(観返したくなかったが)。
①まず最初に『ゲイ男性二人組』が登場するシーンであるが、
主人公達男子高校生二人組が、初めて『新宿』に訪れたときに起きるイベントなのである。
新宿で『ゲイ男性二人組』が突然下ネタを言いつつ現れて、いわゆるオネエ言葉を話し、くねくねしながら男子高校生二人組である主人公達に絡んでくるのだ。ついでに言うと主人公達は初対面である彼らのことを「コイツら」呼ばわりしている。
そして主人公の仲間である男子高校生の竜司が彼らに触られ、画面は暗転し、性的に襲われたと思わせるような描写がされるのである。。(これ何がオモロイ?)
ちなみにこれは本編には全く関係のないキャラ&イベントであるが、なぜか必ず見なければならない強制イベントなのである……
……クソがっっ!!!!!
これを書いていてまた一気に不快な気分になった。。このような性的少数者に対して向ける当たり前の悪意……まじで一体何なん???
この新宿というエリアをゲームで描く際に、
「ヨッシャ!新宿といえば二丁目!そこでオネエ達に襲われでもしたら爆笑必至ww」
……と思いついた無邪気な製作者のお馬鹿ヅラが浮かぶが、もうアウトオブアウトすぎて一体何からツッコんでいいのかわからないレベルの問題なのである。。
何からツッコんでいいかわからないので、後でまとめてツッコむが、そういえば保毛尾田保毛男が炎上したのが2017年ではあるので、多少は寛容にとらえてもいいかもしれないのかな~とも思ったりしたのだが、海外での炎上後も日本語版は修正されなかった事実を思い出すと、こいつら結局何も反省してねえじゃねえかと……やっぱ呆れムカつくしかないのである。。
②そして2度目に『ゲイ男性二人組』が出現するシーンであるが、場面は『浜辺』。
これもまた本編には全く関係のないイベントで、必ず見なければならない強制イベントだ(まじで何なん?)。
浜辺では『ゲイ男性二人組』が水着姿でまた下ネタを言いながら登場、オネエ言葉で主人公達に絡んでくるのである。
今回は自分たちのことをハッキリと「オネエ」と自称しており(こんな人間は現実に存在しない)、主人公達は彼らのことを「テメェ」呼ばわりしている。
そしてこの二人組から突然クイズを出されるのだが内容は以下だ。
「どっちが本当のオ・ト・コでしょう?」
「正解はどっちもオ・ト・メでした~」
そして答えられなかった男子高校生である主人公達が、この二人組に捕まえられそうになるところを一目散に逃げ出すという流れだ……
クソがっっ!!!!!Shineeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!(シャイニー)
……と一旦、叫ばなければ人間であることを保てなくなるレベルの超絶不快シーンである。。
このシーン考えた奴のフルネーム探し当てて、メメントスでムドオンしたい。
欧米人の堪忍袋の緒がブチ切れる感覚に共感しかないのだが、ここまで性的少数者のこと馬鹿にした作品が何で日本では許され、スルーされるのかまーーーじで理解できない。
マジで、これを面白いと思い、無邪気に我々を楽しませようと思って作っているのだから恐ろしいし、ゲーム制作会社ってどんだけホモソーシャルの世界なの?男子校かなんかか?(男子校の皆様すみません)という感じである。
……以上の異常な二つのシーンだが、逆に一体どこからツッコんだらいいの!?全部言わんといかんか!?というレベルのひどさだが、とりあえずこの怒りをわかりやすく短めにまとめてみる。
『ゲイ男性=オネエ言葉を使い心は女。相手が男性であれば見境なく性暴力を働く。笑えるだけの存在』この表現をいい加減やめろ。
性的少数者を化け物扱いして、笑いものにするのはやめろ。笑っていい存在であるという空気を作るな。ゲイ男性は相手が男性なら誰でも襲うというイメージを生産し続けるな。こんな差別表現が許されるこの国何なん?
・さらに詳しく怒る
①LGBTQ=オエネタレントというステレオタイプ
……怒り足りないのでどんどん詳しく怒っていくが、このゲームで登場するLGBTQであると明確に分かる人物はこのゲイ男性二人組と、なんとかデラックスを確実に意識したデザインのバー・にゅぅカマーのママ3人のみであるといえる。
このひどい有様から見て、実はクローゼットなキャラがいた……とかいう可能性はゼロであるといっていいだろう。なぜならこのようなクソ表現作品なんかが溢れていることがクローゼットな人が存在することの要因の一つであるからだ。
つまり、この世界ではLGBTQである人物の内、100%がゲイ男性であり、さらに33.3%がオネエ語を話す女装家のゲイ男性(推測)であり、66.6%がオネエ語を話す見た目は男性のゲイ男性なのである。
つまり『ゲイ男性=100%心が女で、オネエ言葉を話す』という謎世界であるのだが、こういう一部の目立つ存在(オネエタレントなど)がもつ特徴をさも全体がそうであると思ってしまう世界を描写するな。
しかもゲイ男性二人組は自分達のことを聞かれてもないのにハッキリ『オネエ』だと言っている。彼らはテレビ撮影中のタレントではないし、バー営業中の女装家でもない。ハッキリとプライベートタイムに自身を『オネエ』だと自己紹介しながら近づいてくるのだ。大切なことなので2度言うが、こんな人間は現実に存在しねぇ!
製作者はLGBTQ=全員が『本番中のオネエタレント』だとマジで思ってるのだろうか?百億歩譲って、どうしてもオネエ言葉キャラを出さないと死ぬ呪いにかかっているのだったら、オネエ言葉をしゃべらないゲイ男性も出せ。
……がしかし日本のテレビを観てすくすく育てばこういう認識にしかならない可能性があるともいえるのが現実だし、2024年の今もまだそういった傾向は全然あると思う。
ただ世の中に作品を発信する側のクリエイターがこんなに意識低いのはヤバすぎる。。
②キャラデザと扱いから感じる『LGBTQ=見下して良い存在』
このゲイ男性のキャラデザについてだが、二人組の片方は私服にドでかいハートマークがいっぱいプリントされている。水着も同じ模様だ。こんなド派手な私服着てる人、テレビタレントの衣装でもないわな。
そしてゲイ男性=ハートマークという浅はかさ…。あと『けいおん!の澪』がかぶってそうな頭の片側の角に乗っかるだけのちっちぇ~シルクハットかぶってるがあれ何なん?とりあえず男性が身に着けないものを着せたかったんだろうが適当すぎだろ。。
あと、モブまで美男美女しかいないこのペルソナの世界なのに、この二人組だけ明らかに現実の人間のように醜く顔がデザインされてんだよねぇ。。
これは一体どういう理由で?ただの意地悪だよね。。必要以上にくねくねさせて内股だし、そういうとこはわざわざ必要以上に作りこんでくるんだねぇ。。『性的少数者』というだけで、なぜここまで悪意を持ち蔑むことができるんだろうか。誰も声を上げないことをいいことにさ。。
他に気になる点として、高校生である主人公達が、このどうみても30代以上に見えるゲイ男性に対して「テメェ」だの「コイツら」呼ばわりしているだが(急に襲われるので仕方ないが)、この点から作者がどんだけナチュラルに性的少数者のことを馬鹿にしており、見下しているかということが手に取るように伝わってくるな。。
③『ゲイ男性=相手が男性であれば見境なく性暴力を働く。そしてそれがオモロい』という最悪の描写
そしてこれが個人的に一番キツいと思う描写だ(全部キツいが)。
さらにここで問題であるのは相手が高校生であるという点で、二重に罪深いのであるが、さすがにそこまでツッコミきれない&話がそれてしまうのでここではやめておく(やめたくないが)。
2016年にもなって、これだけ影響力のあるゲームにおいてゲイ男性を『相手が男性であれば見境なく性暴力を働く』といったモンスターのように描くことによって、実際のゲイ男性に対するイメージがどうなるか、具体的にどういった差別が起きてしまうのかということをなぜ想像ができないのかマジに疑問である。
『ペルソナ5』は15歳以上対象のゲームではあるが、人気作品なので多くの子供達がプレイをするだろうし、このようなイメージをゲイ男性に植え付ける行為は、未来の性的少数者がまた生きづらくなる状態を存続させるような行為であるし、マジ何かの法で裁いてくれ!という思いしかない。。
④海外版の修正すら適当……
また今回の修正についてのコメントを発見したーーーーーーー
>ゲーム自体には手を加えられない中、テキストの内容を改めることによって不快に感じられるような要素をなるべく減らしたようだ。
※この記事↑↑スクランブルになってるがどう考えてもロイヤルの間違い。
>AtlusコミュニケーションマネージャーAri Advinculaは、海外ニュースサイトのインタビューにて「『ペルソナ5』で描かれたゲイのカップルの登場シーンと彼らが浜辺で再登場するシーンは同性愛が嫌悪されるような表現が低くなるように変更した」と語りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つーことらしいのだが、いやいやいや、、、
何度も語ったと思うが、この『ゲイ男性二人組』のキャラは本編では何の関わり合いもない上に、このシーンはなぜか『強制イベント』であり逃れられない。
だから、『テキストの内容を改める』とかでなくこのキャラの存在自体がジャアクフロストであるので当該キャラ&イベントごとマハムドオンで消滅させろよアホが!と思う。
そしてこの『Atlusコミュニケーションマネージャー』の発言でそもそもこの同性愛者蔑視キャラはカップルだったんだ~?へぇ~、という新たな驚きがあった。
カップルである二人が街中で見つけた男子高校生を襲うか?街中で見つけた男子高校生を襲うこと自体ありえないことは一旦置いといて(置いとけないが)、きっとよく問題を理解していない担当のテキトーコメントにより、新たにまたツッコまざるをえない意味不明設定が新登場してしまったのだ。。
・ペルソナ5で感じたその他のマイクロアグレッション
ここまで、しつこく語ってきた『同性愛者蔑視強制イベント』については、この製作者のガチな無邪気さに……これこそマイクロアグレッションじゃねえか……と感じていたが、ここまで詳しく怒ってみると、いや!この件はもはやマイクロってレベルじゃなくねぇか!?という感想である。
そして、ちゃんとこのゲームをクリアしたワイちゃんは、この件以外にもちょいちょい『同性愛者を小馬鹿にするシーン』に遭遇してきた。
「筆者、まだ書くんかい!」という陰湿さを感じると思うが、プレイ中に「ん~マイクロアグレッション……」と感じた記憶に残るシーン3つを紹介しよう。まだまだ行くぞ。
①同性が好き=大爆笑
まず1つ目だが、このペルソナ5ではシャドウを仲間にする際(説明は省くがポケモンに近い)、戦闘中にシャドウと会話をし気に入られれば仲間になるのだが、その会話交渉の中の一つに唖然とした。
まず男性シャドウから男性主人公へ「どんな女が好み?」と聞かれるのだが、「年上が好み」などの選択肢がある中「男が好み」を選択すると、その回答が『ウケ狙い』として判定されるのだ……(草も生えない)。
ちなみにこの回答選択前に仲間からは『ギャグ路線、1発ボケてみたら?真面目な人間は嫌われそう』などと回答をアドバイスをされる(シャドウの性格にもよるが省略)。ま・さ・か、「男が好み」がボケ回答なわけないよね~~~と嫌な予感しかしなかったが、ペルソナさん期待を裏切りませんでしたっっ!!!
どうやら、会話の中で同性が好みであると答えることで大爆笑狙えるらしい。アトラスの飲み会で「私同性のパートナーがいて……」などとカミングアウトしようもんなら、\\ドッ//と会場から笑いが起きるのであろう。
こうやって皆心を閉ざしてクローゼットになっていくんだな……。だけど、ん~これもマイクロってレベルじゃないわな。。
②男性二人組をカップルwwと茶化すが、本当に同性愛者だとよそ者扱い
次は仲間の一人である喜多川祐介と主人公(男)が公園で手漕ぎボートに乗るイベントがある。
そこで、隣のボートに乗っていたモブ兄妹に、「(妹)ボートに乗る人といえばバカップルだけど、もしかして二人はひょっとして…」「(兄)おいやめろ!都会にはいろんな人がいるんだよ」という会話を聞かされる場面がある。。
つまり、同性でボートに乗っていただけでカップルはないかと少々茶化した感じで指摘する妹、そしてそれを怒る兄。兄は妹の茶化しに怒っているのか、触れてはいけない物だぞ!と怒っているのかは不明なのだが、その会話は本人達に全て聞こえている。
……というなんとも微妙な気分にさせられるイベントなのだ。。
こんなどこにキレたらいいかわからんシーン何でわざわざ作った?生きづらさを描いてくれたのかな?あんがと。
もし主人公達が同性カップルであったら何か問題があったのだろうか??『都会には』って、田舎にはいないと思ってるのかな?まあこんなセリフ書いちゃう人が普通にいる国なんだったら、そりゃ皆まだマシな都会に行くだろな。。
③度胸がある=男らしい
ペルソナ5には人間パラメータという数値があり、さまざまな行動をすることでその値がどんどん上昇していく。
その中で『度胸』という項目がある、その度胸ランクが1から2へ上がる際に、度胸ランクの名称が『なくもない』から『男らしい』に変わるのだ。
で、で、で、出た!男らしい!!!
あの~、度胸があることに性別関係あるか?
そしたら度胸がある女性は、女性らしくなくてまるで男みたいとでも言うのか!?
……もはや皆まで言うなという感じだが、度胸があることは『男らしい』という価値観らしい。。いつまでこのらしさを押し付けるのか……って感じだが、これはつまり度胸がなければ男らしくないとも言えるな。。
うん、、このマッチョイズム、『オネエ言葉を話し、内股でくねくねしてハート柄の服を着るゲイ男性キャラ』をデザインした背景が見えてきたな。。
そしたら、もし主人公が女性だった場合『器用さ』の項目がランクアップした際にはきっと『女らしい』という名称がもらえたりするんだろうなぁ~と、逆に私も製作者に対して意地悪な見方をしてみちゃう。
……と記憶に残るマイクロアグレッションを3つほど上げたが(マイクロか?)、他にも男性同士の恋愛を茶化すような描写が無意味にちょいちょいあった気がする。。
・番外編、なぜか性的に消費される女性キャラ『杏』について
また、上記内容とは少し異なるが、プレイをしていて気になった点として、女性キャラの『杏』だけが性的に消費される気持ち悪さについても少し語りたい。
まず『杏』の背景について簡単に説明すると、彼女は序盤で男性教師からセクハラを受け、最終的に性的関係を強要された過去がある(未遂に終わったのだが)キャラクターだ。
そして彼女の親友は実際に同じ男性教師から性的関係を強要され、学校の屋上から飛び降り、ゲーム終盤まで入院、そして引っ越しを余儀なくされるという当ゲーム一番といっていいほどの悲惨なキャラクターである。
そんな杏なのだが、ゲーム序盤では『男3、雄(猫)1、女1』という紅一点のパーティーメンバーであり、そんな中で仲間たちからミッション遂行のためデッサンのヌードモデルを強要されたり、男性メンバー達皆で彼女の下着をのぞくシーンなどがあったりする。。さすがに仲間たちからこんなことされたら気持ち悪くて一緒に行動できなくね?という感じだし、先ほど説明した背景を持つキャラを上記のように扱う男性メンバー達、いや制作陣、、恐ろしすぎね?と感じた。
また、それ以外にも度々にエロ要因扱いされ、むしろ『そういう風に扱っていいキャラ』としての雰囲気ができてしまう杏。そして杏以外にも女性キャラがどんどんメンバー入りするのだが、不思議なことに杏以外の女性キャラは特にエロ要因扱いされないのだ(水着はあるが)。
他の女性キャラ達は『生徒会長』『社長令嬢』『ハッカー』『スポーツ特待生』といった強めの属性なのであるが、杏は『金髪ギャル、英語以外の勉強ができない』といったキャラクターである。そういったキャラが『エロ要因として扱っていいキャラ』となっていることに偏見の匂いがプンプンして、最後まで何か気持ち悪い思いでプレイをしていた。。
・終わりに
話を戻してまとめに入るが、ペルソナ5での語ってきた問題のシーンはどれも序盤で、総プレイ時間は約170時間もあったので、どんどん不快なイベントのことは忘れて最後には面白かったなーと終われたんだけど、
こうやってムカつくシーンを思い出しあらためて書き連ねていると、こんなにムカつけるゲームに出会ったの初めてかも?とさえ思い始めてきた。
これだけの爆売れ人気ゲームでさえ、こんな破壊力のある爆弾をどんどん投げつけてきてて、いったいこの国のゲーム制作会社どうなってんの?と思うし、RPGとしては面白かっただけに非常にもったいなく感じた。
確かにペルソナはFFドラクエのような異世界ファンタジー作品ではなく、舞台が現代でどう考えても日本であるから、よりこういった問題について敏感になっちゃうという点はあるけども、それにしてもこんな長文書けるくらいイラつきポイントが多いと、確実に悪意がなきゃこんな表現できないよなぁと思う。。
そういえば前作のペルソナ4では性的マイノリティの葛藤が描かれていたらしいが(怖いのでこれは調べない)、そういった問題に果敢に挑戦したくせに今回の同性愛者蔑視はまじで何だったんだろうか。。。都合よく利用しつつも、思いっきり見下してることが透けて見えてるんだよなぁ。
人気ゲームなので、さぞ多くの高学歴で意識が高いはずの方々が関わっているであろうに、どうしてこうなった??という絶望がすごい。。
そういえば、さらに人気作であり任天堂サマの最近の作品、ゼルダの伝説でも『サクラダ』という、これまたブチ切れ必至の『ステレオタイプオネエキャラ』が普通に出てきてたよなぁ。。日本のゲーム会社ってマジでどうなってんの??
あと書いてて気づいてきたけど、こうやって同性愛者蔑視や偏見を助長する表現がまだまだ日本中に溢れて返っていることが、多くのセクシャルマイノリティがクローゼットである一つの要因なのだと思うし、クローゼットであるからこそ表立って声を上げられないからなかなか改善していかないし……という悪循環に陥っているんだなと感じさせられた。。表に出てくるのはオネエタレントばかりだしね……
うん、、、とりえあずペルソナ制作陣は映画『怪物』とNetflix『ボーイフレンド』でも観てくれ。
それでは長くなってしまったが、サラダバー!

